絵を描きたいうららちゃんへ 真似事はよしなさい

  • 2016/09/18(日) 22:45:27


皆様こんにちは。

ここのところの韓国シリーズ(笑)は次回に送るとして、最近話題になったうららちゃん問題を角度を変えて持論を申し上げたいと思います。取り合えずうららちゃんは漫画家になりたいのだと設定して申し上げます。
NHKが悪いだの共産党員だの偽貧困だのは、この際突っ込みません。

要するに、「絵」「デザイン」「漫画」等を描くにあたって必要なモノをそっと書いておきます。(そっとか?)
うららちゃんはまだ若いから、今からでも鍛練すれば間に合うと思いますよ。
ワンピースの似顔絵ばかり描くのはやめなさい。


悪い事は言いませんから、漫画を見本にするのはやめなさいね。つまり、好きな漫画家を真似て自分の絵を確立していくというのは駄目なんです。そっくりそのまま受け継ぐことになりますから、自分らしさが無くなってしまう、見い出せないということです。真似るなら背景の描き方とかコマ割りのカッコイイなと感じる部分とか、読者の鮮烈な引き込み方法とかです。それらを練習しながら自分のモノにしていくのです。二番煎じではまったく駄目ですわ。
トビラ・ノンブル・タチキリ・吹き出し文字サイズ・見開き・偶数奇数ページくらいはわかるでしょう?どこに焦点を持ってくるかくらいはわかるかな?

最初はアテクシも漫画家の真似をしていましたが、人物というのは動きます。顔の角度、立ち姿、動作などすべて真似ることは不可能です。
それよりも自分だけのキャラクターを思い描き(これにも自分のものにするには時間がかかりますが)実際にイメージを紙に写し取って行くという作業が大事です。身長はどれくらい、細い太い、髪型、眉の太さや目の大きさなどが決まったら、今度は人物を違う角度で見たときの、同一人物だとわかる描き方(横顔や上から見た顔や下から仰ぎ見た顔など)を確認して、実際に動かしてみます。
座った時、立った時、落ちたものを拾う時、上にあるものを取る時などは顔の角度などがモノを言います。あるいは他人の目線で人物を上から見たときなどなど・・・ね。

洋服を来た時、腕を曲げたら服のどこに皺が入ってどこが引っ張られるかなども計算に入れなくてはなりませんし、常日頃から回りの人々の様子、動き、洋服の皺の入り方、着物姿など、観察点は色々あります。それに関連した付随する物なども観察することが必要です。
「背広姿の男性を描いて。右手をこう、上に上げて髪をかき上げてる中年の困った顔した男性。ごく普通の顔」と注文が入ればすぐに紙面にラフスケッチが描けるくらいにならないとあかんですね。「背広の前ボタンは開けときます?閉めていたほうがいいですか?」とか質問しなくてはならんしね。「後で上着脱がすから開けといて」と言われたら開けます。これを頭の中のイメージで描くのです。観察してきた実際の様子を頭の中で組み立ててイメージを描写するんどす。
お年寄り、小さな子供、乱暴者、お母さんお父さん、優しい女性、嫌味な上司などたくさんの題材がありますからね。これらを描き分けなくてはならんのです。

登場人物の背格好設定も必要ですし、主人公のネグラ(部屋)などは決めておかなくてはなりません。いつも変わらない部屋でいるべきなんですよ。つまり、室内や室外の配置図も必要であるし、家具やドアの位置や隣の部屋の様子なんかも設定しておかなければなりません。2階であるならば1階の配置図なんかも時には必要になります。主人公が階段を下りて左を見ると居間だったり台所だったりチグハグでは読者は悩みます。「あれ??」
ドアノブでさえ配置を決めておかなくてはなりません。(こういうとき役に立つのは新築家屋カタログの展開図だったりします)

イマジネーション。
とにかくこれはノートの端切れにでもメモして下さい。いつか役に立つはずです。
その積み重ねがストーリーの元になるんですよ。たった一言、「オジー」でもメモっておけばいいですよ。「オズボーン」でも「邂逅」「回向」でもいいです。何でもいいです。
私は何となくテーマが絞れそうなタイトルが浮かべば私は「タイトル集」として残しておりました。「トマトとキャベツ・パンプキン」(だったかな?)でもいいですよ。私はこのタイトルで最後のディナーの物語をイメージメモしておりました(描いてませんけど)

とにかく描いて描いて描いて描きまくるんです。デッサン、デッサン、デッサン!です。
そこら辺を歩いているごく普通の人々の動きなどを観察して紙面に起こします。内股の人、がに股の人、猫背の人、顎を突き出して歩く人と様々です。1日中人通りの多い公園やカフェなんかで座っていると面白く観察できますよ。

そしてそれらに起因する、または別次元での繋がりのイマジネーション。
例えば、あのおじいさんが小石でコケそうになった・・・ここからも物語は作れると思いますよ。上手いか下手かはわかりませんが。

デッサンは人物だけではありません。背景でも同じです。この絵には電信柱が必要と思えば電信柱をデッサンします。外に飛び出てスケブにデッサンしました。ビルや車、電化製品などもデッサンします。

もし漫画家になりたいのであれば(それ以外でも)デッサンが基本だと思って下さいね。デッサン人形もあればいいですね。基本はデッサンありきです。これが軸となって色々なイマジネーションが湧き上がりそのイマジネーションを具現化できるようになります。
だから漫画家の真似っ子では駄目なんです。ひとつも自分のモノになりません。「ドン!」の擬音はあの漫画家が突如出した画期的な手法ですから、絶対に真似しないほうがいいですよ。もっと別の表現方法を考えましょう!

イラストレーターなどは短距離走で一瞬で伝えたい事を伝えますが、漫画家は長距離走で起承転結で伝えます。起承転結はもちろんのこと、ページ数に合わせたコマ割り、見開きの上手い使い方なども大切で、流れるような物語に割って入る「転」が大切なのです。「起」で物語の面白さを引き込み、「転」で意外性などを引き起こし、「結」で結びます。伏線の使い方などはプロを参考にすればいいでしょうね。そっくりそのままの真似は駄目ですよ。ネーム、絵コンテなどは必ず必要です。ネームや絵コンテで確認作業をして頭の中にイメージを刻み付け、資料を揃えて作品に1pから挑みます。もちろん下絵です。

資料として、画家の作品・写真集・車や家のカタログ・室内写真や背景用写真・時代考証としての参考書・衣装関係の資料本などなど、銃関係の本・軍隊の特集・宝石などの資料本などなど、挙げたらキリがありません。その都度必要なモノが出てきます。無いものは自分で写真を撮ってきます。(そこにあるならば)

漫画家は映画で言えば原作・脚本・監督・男優・女優・時代考証・大道具・小道具・照明係・音響係・脇役・端役・編集・方言指導・仕上げ、衣装係など、すべての仕事を一手に引き受けるのが仕事なのです。大変な労力が必要なんですよ。特に事実としてあった物語は時代考証や大道具・小道具・衣装なんかも重要になってきます。それを全部一人で調べてやりこなすのです。特に嘘はつけないのです。

その点、ファンタジーは時代考証とか大道具小道具・背景などにあまりこだわらなくて良いからある程度楽かも知れませんね。ただし観念上の固定は必要だと思いますよ。
しかし、現代もの(写実的)をこなしてこそ土台が出来るのだと思って下さい。「剛を知って柔を描き切る」と思います。
もしやファンタジ-で人気が出て、さあ、次の作品はちょっと現代ものを入れて!と編集さんに言われたらどうします?これは大変なことなんですよ。描いたことがなければそこで終わりかも知れませんね。



何故かって、プロ漫画家になればアシさんも雇えるだろうし人気作家になれば背景のプロアシさんも雇うこともできますが、まずは入賞に向けて一人で作品を仕上げねばなりませんからね。さすがにこんな時代はアシさんなんかいませんから、自分自身で表現しなければならないのです。アナログ作家でもCG漫画作家でも基本は同じだと思うのですよ。
最近の漫画ソフトは知りませんが、もしPCが故障しても自分の「手」ですぐさま切り替えて締め切りに間に合うように描けるようになっていれば安心ですよね。トーンを切らしてお金が無ければ手で描けば良いのですよ。そのために基本があるのです。

昔はカケアミなんぞちまちま自分でひとつひとつ描いたもんです。サンカケ・ヨンカケ・・・放射線なんか中心点決めればすぐ描けるでしょう?(テケトー)ペン先での点描とか・・・時間かかるけども、アマなら時間はたっぷりありますでしょ(笑)私の時代はレトラもなかったくらいの時代ですからね、あっても買えなかった若者ですからすべて手作業なんすわ。(どんだけトシなんや?(爆)

トーンは多用しないほうがいいかもね。プロは「レトラ№○○番」とすぐわかりますからね。






追伸

映画をたくさん見たり小説をたくさん読んだりしなさいね。

私は「ドクトル・ジバゴ」とか「アンナ・カレーリナ」「戦争と平和」「風と共に去りぬ」とか「ベン・ハー」とか見ましたしこんな大作を漫画にしたいと希望がありました。、最近の映画も見てます。
映画を見なさい、本を読みなさい。肥しになりますよ。漫画ばかり見ていたのでは駄目だと思います。






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